こころ躍るでは

就学前の発達がゆっくり、または心配のあるお子さん、苦手なことがあるお子さんを対象として、一人ひとりのニーズに応じた支援計画をもとに、次のライフステージでの学びがスムーズにスタートすることが出来るよう『発達特性の緩和、日常生活動作スキル・社会性コミュニケーション能力・知的能力の獲得』を目指します。

保護者の皆さまとスタッフとで一貫した支援と成功体験の積み重ねにより、子どもの“わかる”“できる”力を最大限伸ばすような関りを持ちたいと考えます。保護者の方々と一緒に考え、歩む伴走者として協同して療育を行い“生きていく力を養う”ことを旨とします。

支援の種類

就学に向けて大切なポイント

  • 身辺自立、身辺管理

    着替え、食事、排泄等、身の回りのことに関して、おおむね自立できていることが目安となります。
    管理については持ち物を整理する、なくさないように気をつける等のスキルが大切になります。
    集団で活動する中で遅れてしまわないよう自らやろうとする意欲にポイントをあて自分でできることを増やしましょう。

  • 集団適応のためのスキル

    集団での活動の際、特に重要となるのが「座る」「待つ」「聞く」の3つになります。
    学習の機会を逃さないようある程度の着席時間が維持できること、自分の番が来るまで待つことができること、先生に注目し話の内容を聞けるようになることを目標としましょう。

  • 見通しが持てるように

    集団生活では一定の生活リズムや活動に沿って動かなくてはなりません。
    見通しが持てていないと、始まりと終わりが分からない、今やっていることにこだわってしまい次に進めなかったり、場合によってはかんしゃくやパニックになってしまいます。
    本人の不安が強くならないよう、活動の区切りや切り替えが分かる、できることが大切になります。

  • 場面に合わせた
    自分のコントロール

    自分の思うようにできなかったり、ペースが合わなかったり、少しの我慢が必要な場面は年齢が上がるにつれて多くなっていきます。「順番・交代」「時間」「ルール」などを守ることで上手く集団に適応でき本人が嫌な思いをすることが少なくなります。少しずつ自分を調整する機会も作って練習していきましょう。

  • 理解する力について
    “見て分かる力”

    目で見て理解する力には、作業の手順が分かること、周りのお友達の動きを見てそれに合わせること、2~3つのことを聞いて理解して行動することができること、指示を憶えておきながら作業すること、活動の順番や手順を見て分かること、などがポイントとなります。何かを憶えるには真似をするところから始まります。大人や先生がやっているのを見て学ぶことが基礎になり正確に模倣できるようになると子ども同士で学べるようになっていきます。ひとつずつ丁寧に取り組みましょう。

  • 理解する力について
    “聞いて分かる力”

    聞いて理解する力には、話をしている人に最後まで注意を向けていること、本人の扱える言葉の数が十分にあること、言葉や文章で意味が分かる(イメージできる)こと、聞いたことを憶えておきながら作業をすること、などがポイントになります。
    聞いて理解する力を養うには、言葉の数と物事を説明する力・見通しを持つ力が大切になってきます。始めは、本人が体験したものや見たものに対して大人が言葉でラベリングするところから行い、それを憶えた後に自分で使ってみて相手に伝わる経験を通して、相手の言葉の意味を理解するようになっていきます。この過程において、見て分かる力が必要になりますので、焦らずに順番に身に付けていきましょう。

保護者の皆様へ

お子さんにとって出来ないことや分からないことが多いと、あそびや取り組みや活動が楽しくない、面白くない経験になってしまいます。
“こころ躍る”では就学前のお子さんが快適に日々の生活を過ごすためご家庭でもご協力いただきながら丁寧に練習を積んでいきます。そのために保護者の皆さまにも学んで頂きたいことがいくつかあります。

お子さんのタイプや特性をよく知り、特性に合った関わり方を覚えてもらうこと
何が得意で何が不得意か、どういう状況であると取り組みやすいのかを知ることが大切です。 丁寧なアセスメントでそれが分かってくると本人に合った関わり方が必ず見つかってきます。
お子さんをよく褒めること
お子さんのやろうとしていること、出来たことは必ずほめてあげましょう。 やったことをほめてもらえるとお子さんも何をするとほめてもらえるかが分かってきて自分から自発的にその事象に取り組めるようになります。
言ったことと行動を一致させること
これからお子さんはいろいろな言葉や行動を学んでいきます。その際に気を付けていただきたいのが大人が言動を一致させることです。 たとえば、止まってほしい時に「止まって」と声をかけるだけで本人が走っているような状態では言葉の意味が正しく伝わりません。 実際に本人の行動を止めてあげて“これが止まる、ということ”を教えてあげることが大切です。

一緒に《 こころ躍る 》で働きませんか?

こころ躍るでは、療育を通して就学に向けての力をつけることを目指しています。
児童発達支援や療育指導の経験のない方でも、職員同士学びあいながら、安心して働くことができる環境です。

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